社寺

秋葉信仰

東京秋葉原の語源にもなった「遠州秋葉山」
江戸時代には「火防の神」として伊勢神宮に匹敵する崇敬を集め、全国に二万五千の「秋葉社」があったと云われます。
秋葉山を中心に、光明山、春埜山、山住山、観音山などが中世には山岳信仰の行場、聖地となり天狗、豺が神として崇められ、幾千万の人々が信仰の道を辿ってきました。その信仰の源泉は縄文時代以来の磐座信仰、自然崇拝に遡り、太古の昔から森を守り森を育て森と共に暮してきた日本人の心の原風景が、今も天竜区には息吹いています。
一方、天竜川は諏訪を源流とし、水運の恵みによって信州の物産が当地に集り永きに亘って経済的な恩恵をもたらしてきました。天竜の人々は諏訪の竜神様を崇敬し、各地に龍蛇の伝説が残されています。
祭禮民俗にも古来からの伝統が色濃く残されているという天竜区。
今、ストレスに晒された都市生活の癒やしを求めて、都会では忘れられつつある日本人の原点を求めて、天竜秋葉の山に再び注目が集っています。

秋葉信仰

天竜区の神社

天竜区の寺院