天竜茶 荒茶さえみどり 上阿多古あしくぼ 2018初摘み

静岡県浜松市天竜区芦窪産 2018年産初摘み新茶 荒茶 さえみどり 火入れを行わず、新茶の香りとフレッシュな味わいを残した旬の季節限定商品


「天竜茶 荒茶さえみどり」 残り五本となりました。 火入れをしていないため、さえみどりの特長が良く出ています。四煎、五煎と煎が利くので、一日じっくり新茶の香り、さえみどりの甘味、滋味を楽しむことが出来ます。


~荒茶~  

 摘採した生葉は直ちに酸化発酵が始まります。烏龍茶、紅茶は発酵を利用して製品化しますが、日本では江戸中期に永谷宗円が発明した「青製煎茶製法」による不発酵の緑茶が主流となっています。  「蒸熱」という蒸気で茶葉を蒸らす工程で発酵を止め、葉色を緑に保ちます。この時の蒸し時間が短ければ「浅蒸し」長ければ「深蒸し」となり、深蒸しでは茶葉の細胞膜が破壊されやすくなるために、緑の濃い濁った水色の茶に仕上がり渋味は和らぎますが薫りも少なくなります。

  山間部の茶は蒸し時間を浅蒸し~中蒸し程度に抑え、生葉の薫りを強く残している特長があります。  
 その後、乾燥した熱風を送りながら…粗揉、揉捻、中揉、精揉といわゆる「揉む」工程が入り、乾燥させながら形を整えていきます。  この時の茶工場にはライムのような瑞々しい新緑の薫りが充満しています。水分を多く含んだ生葉を三分の一程度に乾燥させた中揉後の茶葉を淹れて飲むと、新茶のフレッシュな薫りが口の中に広がっていきます。

  精揉後の茶葉は最後の乾燥工程を経て「荒茶」となります。100kgの生葉から20~25kg程度の重量の荒茶が出来ます。この「荒茶」の段階では、新茶らしい新鮮香が強く残っています。  市場には「荒茶」の状態で出荷されますが、この後、茶師による「仕上げ加工」を経て一般に流通する製品となります。

  仕上げ工程では選別により粉や茎が取り除かれ(この時、取り除かれた部分も粉茶、茎茶として製品化されています)、最後(最初に行う場合もあります)に「火入れ」よって乾燥させ保存性を高めると同時に「火香」をつけ、好ましい味と香りに仕上げるところが「茶師」の腕の見せ所となります。

  選別を行うことで「仕上がり茶」は「荒茶」より量が少なくなり、選別度を高めるほど希少で価格も高いお茶になります。 
  その後、様々な品種や異なる産地の茶葉を、価格やバランスも鑑みながら味や香り、水色が最適になるように「合組(ブレンド)」して製品となります。  然し、「火入れ」をすることによって保存性は高まりますが、新茶の香りや口に含んだときの新鮮味が薄れてしまうのも事実です。

  また、近年ではコーヒーや紅茶がそうであるように、ブレンドをしない「単一産地(単一農園)、単一品種」のシングルオリジンの煎茶が飲みたいというニーズが非常に多くなってきました。

  せっかくの新茶シーズンです。「火香」の強い香ばしい薫りのお茶はオールシーズンいつでも楽しめますし、細胞膜が破壊されにくい「山の普通蒸し茶」は一夏越えると熟成し味は更に深まっていきます…それならば、今、このシーズンしか飲めない「旬」の薫りやフレッシュ感を味わっておきたいものです。 

 「天竜茶 荒茶さえみどり」は、そんな「お茶通」の皆様のニーズにお応えし、高価な「初摘み新茶」を少しでもリーズナブルに楽しんで頂きたいという思いから…大まかに選別し、火入れを行わない「荒茶仕立て」としています。

 薫り立つ新茶のフレッシュな味わいを今この時だけ存分にお楽しみください!

 最終火入れを省いているため、賞味期限は短くなっております。品質に問題はありませんが、新茶の瑞々しさを感じて頂きたいですので、出来る限りお早めにお召し上がりになることをオススメします。 



 蒸し時間は中蒸しで約70秒。粉を残していますので水色は深蒸しに近くなり二煎目以降は緑が深くなります。  露地栽培ですが「さえみどり」の特性である甘味があり、滋味が感じられます。煎が利くのが特長で、四煎、五煎と甘味、新茶の香りを楽しんでいただけます。

  粉を多く含む中蒸しの荒茶仕立てですので、急須は深蒸し用のメッシュタイプがオススメです。


天竜茶 荒茶さえみどり50g 上阿多古あしくぼ 2018初摘み | 天竜楽市 天竜茶 本舗 on the BASE

静岡県浜松市天竜区芦窪産2018年産初摘み新茶 荒茶 さえみどり火入れを行わず、新茶の香りとフレッシュな味わいを残した旬の季節限定商品在庫僅少~荒茶~ 摘採した生葉は直ちに酸化発酵が始まります。烏龍茶、紅茶は発酵を利用して製品化しますが、日本では江戸中期に永谷宗円が発明した「青製煎茶製法」による不発酵の緑茶が主流となっています。 「蒸熱」という蒸気で茶葉を蒸らす工程で発酵を止め、葉色を緑に保ちます。この時の蒸し時間が短ければ「浅蒸し」長ければ「深蒸し」となり、深蒸しでは茶葉の細胞膜が破壊されやすくなるために、緑の濃い濁った水色の茶に仕上がり渋味は和らぎますが薫りも少なくなります。 山間部の茶は蒸し時間を浅蒸し~中蒸し程度に抑え、生葉の薫りを強く残している特長があります。 その後、乾燥した熱風を送りながら…粗揉、揉捻、中揉、精揉といわゆる「揉む」工程が入り、乾燥させながら形を整えていきます。 この時の茶工場にはライムのような瑞々しい新緑の薫りが充満しています。水分を多く含んだ生葉を三分の一程度に乾燥させた中揉後の茶葉を淹れて飲むと、新茶のフレッシュな薫りが口の中に広がっていきます。 精揉後の茶葉は最後の乾燥工程を経て「荒茶」となります。100kgの生葉から20~25kg程度の重量の荒茶が出来ます。この「荒茶」の段階では、新茶らしい新鮮香が強く残っています。 市場には「荒茶」の状態で出荷されますが、この後、茶師による「仕上げ加工」を経て一般に流通する製品となります。 仕上げ工程では選別により粉や茎が取り除かれ(この時、取り除かれた部分も粉茶、茎茶として製品化されています)、最後(最初に行う場合もあります)に「火入れ」よって乾燥させ保存性を高めると同時に「火香」をつけ、好ましい味と香りに仕上げるところが「茶師」の腕の見せ所となります。 選別を行うことで「仕上がり茶」は「荒茶」より量が少なくなり、選別度を高めるほど希少で価格も高いお茶になります。  その後、様々な品種や異なる産地の茶葉を、価格やバランスも鑑みながら味や香り、水色が最適になるように「合組(ブレンド)」して製品となります。 然し、「火入れ」をすることによって保存性は高まりますが、新茶の香りや口に含んだときの新鮮味が薄れてしまうのも事実です。 また、近年ではコーヒーや紅茶がそうであるように、ブレンドをしない「単一

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